2020年、小学校でプログラミング教育が必修化されます。
生活がデジタル化する中で、論理的思考(プログラミング的思考)を身につけるための教育が必要だと考えられるようになったことが背景としてあります。
企業も、AIやロボット技術の発展とともに、より創造性を持った人材を求めるようになりました。
世界のIT化は加速し、学ぶべき内容もより高度化する中で、教育現場は今のままで良いのでしょうか。
その点について、文部科学省が「先端的な情報通信技術(ICT)を教育現場で活用する」という計画を発表したそうです。
オリジナル記事はこちら【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46527100V20C19A6MM0000/学力底上げへビッグデータ駆使 文科省が工程表
文部科学省は25日、小中高校や特別支援学校の教育にビッグデータや先端的な情報通信技術(ICT)を活用する計画を公表した。2025年度までに児童生徒1人につき1台の教育用のパソコンやタブレットが利用できる環境を整備するなどとした工程表を示した。多様化する子供の個性に合わせた指導ができるようにし、情報化社会で求められる創造性のある人材の育成につなげる。
人工知能(AI)やロボット技術が発達する中、新たな知を発見・創造できる人材は不可欠になっている。同省は、教室で同じ内容を一斉に教える従来型の指導では、急速に進む情報化の中で個々の子供の強みを伸ばすのは難しいとみている。
文部科学省では、子供の氏名や性別、健康状況、テスト結果や評定、出欠・遅刻・早退の状況、デジタル教科書の参照履歴、授業での発話回数、ドリルの解答状況などを集めることを計画しています。
同省は、学習履歴のほかに出欠や健康状況などの客観的なデータも併せて活用することで効果的な指導ができると期待しています(同省は19年度中にも有識者会議を立ち上げてデータの収集方法や活用時の課題を議論し、20年度に結論を出す方針)。
個人情報を多く扱うため、セキュリティ上の問題など導入に際しての課題は多岐に渡ります。
ですが、世界のデジタル化のスピードについていけなければ、将来的に日本は国際的な競争力を大きく失うことになるでしょう。
教育ビッグデータの活用で、是非とも子供達にとっての最高の教育を実現していただきたいですね。
[最新更新日:2019年6月26日]