うまく言語化できないことをAIが言葉に。仕事も家庭も“次の一歩”を迷わず進められます。
所属プロセスマネジメント本部
ポジション業務改善担当
お名前増田さん

2度の産休・育休を経てプロセスマネジメント本部で働く増田さん。今回は「子育て」と「仕事」を両立しながら、AIをどのように活用し、日々の判断と行動を早めているのかを伺いました。
これまでのキャリアと、現在の業務を教えてください

入社してから2年ほどはエンジニアとしてお客様先でヘルプデスク、監視業務などをしていました。その後本社勤務へ切り替わり、主に採用業務のサポートをし、産休へ。一度目の復帰後は、採用のほか、総務業務のサポート、新事業スタートメンバーとして企画営業にチャレンジさせていただきました。二度目の復帰後である現在は、プロセスマネジメント本部として採用や総務、ナレッジ管理など横断的に業務を改善していく業務改善をメインに仕事をしています。社内のマニュアル整備やフロー設計、Lark Baseを使った仕組みづくりが中心で、AIは業務を考えるときの“相棒”のような存在です。
2度の産休・育休を経験されていますが、復帰のたびにどう変わってきましたか?
一度目の復帰時はAI活用が今ほど進んでおらず、タスクの切り分け、次に何をするか、何をしたら良いかを考える時間が多かったです。「育休復帰後に以前と同じ思考スピードで社内の状況にあわせて動けるか」という不安はありました。二度目の復帰時は状況が変わっていて、AIや自動化ツールが日常に入り始めていました。単に作業を減らすだけでなく、“考えて整理すること”をAIに任せることで、復帰後のリズムがぐっと早く掴めた感覚があります。
育休から復帰する時、不安はありましたか?
不安はありました。私は「いまの社内の状況に合わせた考え方や行動ができるのか?」という気持ちが大きかったです。ただ、上司やメンバーと打合せを実施しながら認識のすり合わせをこまめに行っていくことで不安は解消されました。二度目の復帰ではAIが社内でも当たり前に使われるようになっていて、仕事のリズムを取り戻すのがかなり楽になったと思います。

育休から復帰したとき、ちょうどAI活用の時代が到来していました。その変化を最初に知ったとき、不安や期待はありましたか?
最初は「休みの間にこんなに進化していて、私に使いこなせるのかな?」と思っていました。実際に触ってみると、単なる効率化ツールというより“思考の整理役”としても助けてくれる存在なんだと気づいたんです。復帰後の限られた時間の中で、むしろAIがあるからこそ業務を効率よくすすめていける、と期待に変わりましたね。
AIをはじめて使った時と、活用するようになってからの違いや効果は?
最初は文章の整形をちょっと頼んだり、聞きたいことを聞いてみてAIってこんな風に回答してくれるんだなあと思っていました。でも、やることは頭の中にあるけど順番がごちゃごちゃしているときにAIに投げると、言葉にして整理してくれる。それで“次に何をすべきか”が明確になり、行動に移るまでの時間がすごく短くなったんです。また、上司からの指示をそのまま受け取るのではなく、AIに嚙み砕いてもらうことで“本質や意図”を整理して理解するようにしています。思考を補助してくれるのが一番の効果ですね。

家庭との両立で工夫していることは?

家庭のことを全部自分で考えすぎないようにしています。夕飯のメニューや、家族で遠出する際の持ち物の準備、ちょっと面倒な手続きなどは、AIに相談して選択肢を出してもらう。そうすると「どうしよう」と迷う時間が減って、スムーズに動けます。仕事と同じで、家庭でも“思考の整理役”としてAIに頼れるのが大きいです。ただし、最終的に決めるのは自分自身であってAIの回答が絶対ではないですよ。
会社の経営理念である「快適かつ最適な環境の提供」や「変化に対応する力」は、どのような場面で実感されていますか?
「快適かつ最適な環境を提供する」という理念は、決められたルールやフローなどをずっと守るのではなく、状況に合わせて最適化していくスタンスに表れていると感じます。これまでのやり方があっても「今の状態に合わせて変えた方が良い」となれば柔軟にアップデートする。常に“どうしたらよりよくできるか”を考え続ける姿勢があります。
AIの導入もまさにその一例だと思います。業務をよりよくするためのアイデアが受け入れられ、実際に改善の一部になったとき、そのスピード感や柔軟性に「変化に対応する力」を感じます。
これから挑戦してみたいことやメッセージをお願いします
同じように子育てをきっかけに「働き方が難しくなった」と感じている人たちが、もう一度頑張れる環境を作ってみたいです。資格や特別なスキルがなくても、日々の業務を覚えて着実にこなせる人はたくさんいます。そういうママやパパが安心して力を発揮できるチームがあったら、きっと大きな成果を出せると思います。
そして、私が子育ても仕事も諦めずにいられるのは、なによりも会社の理解があるからです。まだそうした環境は少ないのかもしれません。だからこそ私をロールモデルにして「一緒に両立を頑張りながら成果を出すチーム」を作っていけたらどうだろうかと考えています。
