世界では今、コンビニやスーパーなどの無人化の動きが加速しています。 AI(人工知">

店舗の無人化から見える未来 〜AI技術、ビッグデータ活用の恩恵〜

世界では今、コンビニやスーパーなどの無人化の動きが加速しています。
AI(人工知能)技術の発展により、実用レベルでの店舗運用が可能となったのが大きな要因でしょう。

無人店舗では実際にどのような技術が使われていて、どのようなメリットがあるのでしょうか。
下記より、「トライアルQuick大野城店」の例を見ていきたいと思います。

 

※【NEXT SISTEM BLOG】に2019年1月30日に掲載された記事より引用しております。
話題の無人店舗「トライアルQuick大野城店」に利用されている技術を考察してみた

スマートレジカートでお会計、天井には200台のカメラ

いろいろ経緯を調べていると、
2018年2月に「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」が福岡市にオープンし、知見を貯めたのち、2018年12月に夜間完全無人化を可能とした「トライアルQuick」が福岡県大野城市にオープンしたようです。

私は夜間運用じゃない時に行ったのですが、仕組み自体は運用されていたので試してきました。普通のレジもあるのですが、レジとカートが一体化したスマートレジカートなるものがあったため、そちらで買い物してます。

簡単にいうと以下のようなシステムでした。

  1. トライアルのプリペイドカードにチャージして支払い。
  2. レジとカートが一体化したスマートレジカートを押して買い物。カートにタブレットとバーコードリーダーがついている。(普通のレジもあるが夜間は使わない)
  3. 商品は客がカートに入れる前にバーコードをスキャンする必要がある。
  4. スマートフォンが天井にたくさん配置してありWi-Fiで通信している模様。
  5. レジを通る前にタブレット上で会計を行う。買い物を終えた後は専用のゲートを通り、スタッフの方に確認ボタンを押してもらってレシートもらって買い物完了。

多くの無人店舗がそうであるように、上記「トライアルQuick」でも店内に設置された多数のカメラの像から「AI(人工知能)」が棚の商品や人の動きを解析、認識をしております。
従来は人の目が必要であった場面をカメラとAIが見守ることで、店舗の無人化を実現しているのです。

無人店舗の会計はキャッシュレスが主で、上記「トライアルQuick」では専用アプリと連動したプリペイドカードでの決済を行なっています。
キャッシュレス決済のメリットは、顧客情報と購買情報の紐付けが容易であることです。
「いつ・どの店舗で・どういった層の客が・何を買ったか」という情報をビッグデータとして蓄積し、マーケティングに活用するのです。
今やビッグデータは、マーケティングにおいて必要不可欠なものとなりつつあります。

今はまだ国内数店舗(コンビニ、スーパー含めて)にとどまる無人店舗ですが、「労働力不足」「ビッグデータ蓄積」、さらに今年10月に控える「消費税増税(※)」を背景に、店舗の無人化、キャッシュレス化はさらに加速をしていくことになるでしょう。
※消費税が10%に増税したのち、キャッシュレス決済利用によるポイント還元、軽減税率が大きなメリット。(参照:トウシル
来年の今頃、無人店舗がどれだけ日本国内で展開されているか、非常に楽しみです。

※引用元の記事の主張と、本記事の主張内容は関係ありません
[執筆:ハル・クムラ
[最新更新日:2019年7月17日]

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